2日目(5月10日)


早朝目を覚ましてホテルの窓から外を見ると鉛のような雲が空を覆っていた。昨日の予報はあたっていた。

時折、スコールのような雨が落ちてきて、生ぬるい強風が吹き荒れていた。

僕たちは出航をあきらめたが、チャーマス達は時化の海に出て行った。船長の話しだとあの人は足に吸盤が生えているらしい。

この日は強風は吹き荒れたが雨はあがったのでホテルから奥武島の畳石まで歩いていった。


畳石周辺のビーチはとても透明度が高く気持ちがいい。

風裏になるのでそれほど風も強くない。

インリーフの海は波も届かないので立ち込んでオカッパリのフィッシング。

しかし、な~んにも釣れない。

結局この日は明るいうちから居酒屋で一人元気のいいMr.Pの聞きたくもない話を聞かされ9時前には泥のように寝入った。



3日目(5月11日)


この日も青空は覗くものの、相変わらず風が強く、ブレークラインの外側ではウサギが飛んでいた。

早々に欠航が決定した。

しかたなく、レンタカーで島内一周の観光&オカッパリフィッシングをすることにした。


まずは儀間漁港でエギを投げたり、メタルジグを投げたり。

しかし、何もいないことを確認。

この後、近くの釣具屋に寄りリサーチ。ここで偶然、永井さんと清水さんにまた遭遇した。

結局、この店ではアオリイカのシーズンはもう終わりだという悲しい情報を入手した。


そんなネガティブな情報に惑わされない僕たちは次に兼城漁港の近くの風裏になる磯で色んなルアーをキャストした。

なにか魚影は見えるのだが、ルアーには反応しない。


次に、真泊漁港に行くが高波が堤防を洗っていた。

漁港に続くインリーフのシャローでは地元の釣り人が強風にめげずに何か釣っていた。

この風の中釣りをするほどの根性のない僕達は次に向かった。


ここは比屋定の展望台。

強風が吹き付け立っているのもままならないくらい。


展望台からの眺め。

サラシが海岸線を洗う。

久米島にヒラスズキがいれば、絶好のコンディションかもしれない。


Mr.Pのたっての希望で立ち寄った久米仙の工場。

久米島は酒飲みにもパラダイスだ。


ミーフガーという奇岩。

ここを訪れると子宝に恵まれるという。

Mr.Pが大好きな形。


 

 

 

 

 

穴の部分のクローズアップ写真。

沖縄の民家の瓦屋根は風情がある。長い歴史と過酷な気候のなかで導き出された形だ。

最後に寄ったのはシンリ浜という空港から近いビーチ。夕日がきれいらしい。

結局、オカッパリフィッシングではリサーチ不足の僕達は結果が出せず、ノーフィッシュ。

翌日、風が少し弱まりそうなので、飛行機の出る前の半日、船に乗ることにした。