11月24日(土)

2日目のポイントはバベルダオブ島の西側。




朝起きると大粒の雨が部屋の前の池をたたいていた。

それでも出発する時間には雨が上がった。ホテルの桟橋から出発。ところでパラオにもアオリイカがいる。この桟橋からもアオリイカがサスペンドしているのが見えた。


今日はうねりも少し収まってきたようなのでバベルダオブ島の西側を北上し、リーフの切れ目(チャンネル)を通り外海に出てみることにした。雲の切れ間から青空も見えてきた。

パラオの海にはひょっこりひょうたん島のような小さな無人島が無数に点在する。これらを横目で見ながらなおもボートは北上する


チャンネルから外側に出ると数メートルのうねりがあり、それがリーフにぶつかり白波を立てている。

うねりのある海でのボートからのキャスティングは結構大変。高度なバランス感覚を要求される。



最初のキャッチは事務局が釣ったサメ。

次はバラフエダイ。さすがに女より釣りを選んだだけあってよく釣る。


鳥山を見つけ急行すると、スマガツオやキメジが釣れた。シイラ用のライトタックルで釣ると結構スリリングだ。


鳥山付近でジギングをしていた事務局に大物がヒットした。ステラが悲鳴を上げる。

10分くらいの攻防の末、後10mというところでラインブレーク。心身共に疲れ果てた事務局は放心状態。



この後、一旦、バベルダオブ島に上陸しランチタイム。この日のランチはスマガツオとバラフエダイの刺身。スマガツオは脂ののりはイマイチだが、さっぱりして美味かった。バラフエダイは身もタイによく似た白身でこちらも美味。

上陸した所に建つ「老人憩いの家」のような施設。妻壁には色々な絵が。一番上は女性のご開帳の図。万物はここから創造されるということのようだがなんとも南国らしい。



そして上の写真は旧日本軍の残した高射砲。パラオは第2次世界大戦の激戦地であった事を改めて認識させられる。

トイレが無いので、小用をたしに近くの入り江に。マングローブが生い茂る入り江には昨夜食べたマングローブ蟹やワニもいるらしい。ワニに竿をかみつかれないようにそそくさと済ます。



午後からは再びリーフの外へ出てGTねらい。午後一で私は大きなワフーをヒットさせたが、目の前でバラした。その後バラフエダイはそこそこキャッチしたが、ヒットは多いもののバラシも多い。キャッチ率は1/4くらいかな。バラシが多く、バレた。バレたと3人で言っていたらアドルフからバレーボールの日本代表チームかと言われてしまった。

結局、この日はGTの顔を見られずに終了。


この日の夜はダウンタウンのレストランで夕食。パラオのピザはレギュラーサイズでも巨大だ。何を頼んでも日本人には食べきれないほどの量だ。

食事の後は、疲れきった筋肉をほぐすためにマッサージへ行った。私と事務局は健全なマッサージ屋へ行ったのだが、Mr.フィリピンはいつの間にか一人怪しげなネオンの光るパラダイスマッサージでフィリピンのおねーちゃんに竿のお手入れをしてもらいに。

散々我々を待たして彼は一人スッキリした顔で出てきた。それ以来、彼はアドルフからMr.フィリピンと呼ばれるようになった。